デザインのための研究を行なっています。
建物の構成を、体系的に図示しました。
写真について
この木は、神戸市六甲山中の街の松です。
山を切り開いた街なので、擁壁が建設され、その上に立っています。根元には、下草が生えています。木は天へ向かって伸びていますが、枯れた枝も見られます。この木の横には、他の樹木が並存しています。
写真の中の表記について
法は、擁壁と同様、建築の土台です。
建築である木は、下へ押さえ付ける重力とバランスを取りながら上方へ伸び、下草によって浮かんで見えます。
緑の枝が、枯れた茶色の枝を凌駕しないと、木が枯れてしまいます。
同様に、建築の構造、機械設備、電気設備、意匠(構造の安定、火災の安全、劣化の軽減、維持管理への配慮、温熱環境、空気環境、光・視環境、音環境、高齢者等への配慮、防犯、長寿命、可変、快適、空間、外観)と言う要素が、有機的に結び付き、秩序を成す統一体を構成しなければ、時間の経過に耐える存続が出来ません。
浮遊感のある建築物は、世界中に昔から在る。
凡そ人間活動の全てが浮遊感を表現する為に行なわれている。
浮遊感を表現する意味は、人は、“無”では無く、“存続”を願う者である、と言う理由からです。
では、浮遊感がなぜ存続を意味するのか?
それは、浮遊は重力と言う力をコントロールした状態であるからです。
そこに、人は浮遊する状態を歓喜で迎えて来た、と言えます。
心躍る 心浮き立つデザインである “浮遊感” について研究しています。